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ニッセンミュージアム

ニッセンミュージアム古い製釘機
釘樽釘など製品

日本製線(東大阪市東山町)の「ニッセンミュージアム」を見学してきました。創業60周年の記念に立てたミュージアムで、創業当時の工場写真や製造機を展示、伸線業の歴史を伝えています。

本社を構える東大阪市枚岡地区は、奈良県と大阪府をまたぐ生駒山の水車を動力源として、伸線業が栄えた地域。製品である特殊釘の多くは、住宅向けが主な用途だそうで、バブルをピークに、輸入品の増加や市場縮小に伴い、業者も淘汰されているそうです。十数年前からミュージアム構想を練っていた山下眞一社長は「会社はいつまでもあるものではない。業界の歴史を後世に残す必要がある」と語気を強めます。

この不況の影響は避けらず、業界内で一層の淘汰が進んでいるとのこと。自社についても、「リングに白タオルを投げる練習はしている」と笑い飛ばします。もちろん、それが現実にならないよう、「設備投資と人材確保は継続している。会社の本質とは何かをしっかり見定めるべきや」と哲学を語ります。

事前予約制(電話:072-981-3351)で、一般見学も受け入れています。社長曰く、お客さんが来られた際に案内する程度で、大々的にはPRはしたくないとの事でしたが、、、
特殊釘の歴史と今を知ることができる産業博物館です。

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