オテック/金属系新素材試作センター/びっくりうどん『三好野』/ひらめきの径(みち)

金属加工やプラスチック加工を中心に“モノづくりのまち”として知られる大阪府東大阪市では、マンションや一戸建て住宅の建設が増えていますが、そういった中でこのほど企業団地がお目見えしました。
開発したのは地元の板倉不動産。シャフトメーカーのハヤシセーラーなど企業2社が操業。
オテック(大阪市城東区=写真)と小畠鉄工所(東大阪市)の2社も社屋を建設中で、今後は企業4社で「中石切企業団地」を形成します。
場所は中石切7丁目で、敷地面積は約1万平方メートル。
準工業地域なのでマンョンや分譲住宅を建設しても問題はないのですが、板倉不動産では「まちの特徴を維持・発展させたい」との思いから企業団地としての開発を決定。
3年ほど時間がかかりましたが、工場用地の確保に悩む企業側からの反応も良く完売となりました。
東大阪市は、“モノづくりのまち”と言われていますが、工業用地がほとんどありません。
また、既存の工場の拡張も容易ではありません。
その一方、中小製造業の集積の高さから、この地域に土地を探している企業も散見されます。それだけにこのような企業団地の建設について、まち全体でじっくり話し合って取り組んでもらいたいものです。

モノづくり拠点のクリエイションコア東大阪(クリコア)に、新たなお役立ちスポットが誕生です。
7月25日、クリコアの南館に金属系新素材試作センターがオープンしました。
東北大学の金属材料研究所(金研)が、大阪府と協力して開設したこのセンター。
中には期待のアモルファス合金「金属ガラス」を製造する機械が配備されています。
金型一つ持参すれば金属ガラスの試作品を作ってもらえるそうです。
ほかにも東北大の金研では工期のチタン合金やニッケル基超々合金などが研究され、今後も金研による次世代金属材料の開発に目が離せません。
当日に行われたオープンセレモニーには、地元中小企業や大学の関係者など120人の方々が参加されて、金研センターにかけられている期待の高さが伺われました。
今後は地元のモノづくり企業の方々と相談して、試作品を製造するためのさまざまな設備を拡張していく予定です。クリコアを訪れた際は、是非お立ち寄りください。

近鉄「奈良駅」の県庁方面行き地下階段を上がると噴水があり、その横に「ひがしむき商店街」があります。
そして、その商店街のつきあたりにあるのが、びっくりうどんの「三好野」であります。
お店は大きくありませんが、うどん、そば、丼ものなど、どれも安くてうまい!
昼時はいつも満員で、相席は必至です。
また、色紙に書かれたメニューのイラストが目をひき、食欲をそそります。
先日、久々に立ち寄りました。
クーラーのきいたお店の中では、熱いカレーうどんや鍋焼きうどんをすすっているサラリーマン、OLなどで一杯でした。
ちなみに小生は、ざるそばと、ちらし寿司の定食をチョイス(650円)。
1個120円のジャンボいなりも最高でした。
観光地・奈良には“安くて、おいしい食べもの屋がない”とよく言われますが、このお店だけは違うと思いますよ!

NECの関西研究所(奈良県生駒市)内に、このほど「C&Cイノベーション研究所」がオープンしました。
30年後の情報通信システムの研究を行う開放型の研究施設で、社外の研究者も使えるのが特徴です。
同社では国内外の大学や企業など20機関との連携を目指しており、未来の通信システムの開発を進めます。
フロアの広さは約400平方メートル。
ネットワークを介してリアルタイムに議論できるオープンラボや、ホワイトボードに書かれた内容などのデータベースを自動的に構築するシステムなどが設置されています。
また「ひらめきの径(みち)=写真」と名づけられた実験場においては、ひらめいた考えやアイデアなどをその場で話すと、壁に取り付けられた機器で順次記録されていく仕組みになっており、実験場を訪れた研究者たちの意見や考えが知ることができ、情報の共有化や新たな発想の展開などに役立つとのことです。
当面の研究テーマは、個人の頭の中にある知恵やひらめきを結集して、そこから新たな発想を生み出していく「知識コンピューティング」と、言葉や文化の違いを乗り越えて、心が通じ合うことができる「こころコミュニケーション」の2つ。
ユビキタス社会の中で世界の人々が相互に理解を深めることがきるシステムの開発が最終目標です。
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